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立ち読みコーナー

  

吉田たかよし、話題の新刊本

「脳を鍛える最強の食事術」

なぜ、東大生はカレーが好きなのか

 

ちょっとだけ、無料で立ち読みしていただきます!

気になったら、買ってくださいね!!


 

「東大生はカレーがお好き」はじめに

 

 

「きっと東大生の脳機能は、カレーと何らかの関係があるに違いない・・・」

このことを私が初めて感じたのは、28年前に東京大学に入学したときのことです。東大の本郷キャンパスの周辺には、びっくりするほど多くのカレーのお店がのきを連ね、大勢の東大生が押し掛けています。私には、単なる偶然とは思えなかったのです。

 

「カレーには、きっと頭を良くする何らかの効果があるに違いない。」

「だったら、カレーの力で、もっと頭が良くなるのではないか・・・」

私はもともとカレー大好物だったのですが、それ以来、なおいっそう、カレーを積極的に食べるようになりました。

 

その後、理科系でありながら難関といわれる国家公務員上級経済職試験に2年連続で合格。さらに、NHKアナウンサー、医師、加藤紘一元自民党幹事長の公設第一秘書、東京理科大学客員教授と、私は型破りな人生を駆け抜けてきました。ひょっとしたら、カレーのパワーによって脳機能が支えられたおかげで、こうした人生を謳歌できたのかもしれません。

 

45歳を迎えた今も、初対面の人だったら誰からも驚かれるほど、私の脳は活動的です。特製の「脳力アップカレー」を食べているせいか、脳の奥底からエネルギーが満ち溢れてくるような感覚を味わいながら、毎日、仕事に打ち込んでいます。

 

昨年からは、爆笑問題を抱えるタイタンというプロダクションに所属することになり、テレビやラジオへの出演の機会も一気に増えました。番組をご覧になった方から、「吉田さんは、いつも元気ですね」とよく声をかけていただきます。こうした私の持ち前のバイタリティーも、食生活と関係しているのは間違いありません。

 

 

もともとは、周囲の東大生にカレー好きが多いということから、私はカレーと脳の機能との関係を直感したのですが、医者になってから、これが単なる思い込みではなかったことを知りました。実は今、医学研究の世界では、クルクミンと呼ばれるカレーの成分が脳にたいして強力な作用を持っていることが分かり、専門家の間で注目を集めているのです。

 

研究のきっかけになったのは、インドではアルツハイマー病の発症率が飛びぬけて低いという事実です。たとえば70歳代については、インドでのアルツハイマー病の発病率はなんと米国の23%に過ぎません。インドと言えばカレー…。ということで、研究者は原因がカレーではないかと考えたのです。この推測は見事的中していました。最近では、カレーの具体的な効果を実証した研究論文が次々と発表されています。

 

 

「カレーを頻繁に食べている人は認知症になりにくい!」

(シンガポール国立大学Tze-Pin Ng準教授、2006年発表論文

 

「アルツハイマー病の治療薬がカレーの成分から作れる可能性がある!」

(カリフォルニア大学Milan Fiala博士、2006年発表論文)

 

「カレーの成分が、アルツハイマー病の根本原因を防ぐ可能性がある!」

(デューク大Murali Doraiswamy教授、2009年発表論文)

 

これは、ほんの一例にすぎません。本書ではこうした研究成果も踏まえながら、脳の機能を維持し、さらに高めていくには、カレーをどのように食べればいいのか、分かりやすく解説しています。

 

もちろん、食生活は机上の空論であってはいけません。30年近くもカレーを食べ続けている私自身の体験もご紹介しながら、実態に即したカレー生活の極意を伝授しています。

 

また、カレーを食べるときはもちろん、それ以外の料理をいただく場合にも幅広く役立てられる医学情報を、できるだけふんだんに盛り込むように工夫しました。

 

一例をあげれば、

・「魚を食べれば頭がよくなる」というのは本当なのか?

・「玄米は白米より健康にいい」というのは本当なのか?

・「コレステロールの高い食品は避けた方がいい」というのは本当なのか?

こうした健康についての世間の常識は、医学的に正しいものもありますが、まったく間違っているものもあります。たとえば、一例としてあげた3つの常識のうち一つは、本当は間違っていたことが医学研究によって明らかになっているのです。本書では、食事にまつわるこうした最新の医学情報も分かりやすく解説しています。

 

 

脳も含め、私たちの人体は、すべて食事からとった栄養素によって出来上がったものです。ですから、頭を良くするのも悪くするのは食事次第だともいえるのです。

 

私は、頭を良くするにはどんな食生活をしたらいいのか、もっと多くの方に関心を持っていただきたいと訴え続けています。そして、ご自分の人生に対して、もっと貪欲になってもらいたいのです。

 

どうかあなたも、私と一緒になって、積極的な新しい人生の第一歩を踏み出してください。本書は、そのための良きガイドブックになると確信しています。

 

 

 「脳を鍛える食事術」はじめにより 

 

 



東大本郷キャンパス周辺にカレー店が多いのは偶然ではなかった!?
●カレーの中のクルクミンが

「脳を活性化させる」「アルツハイマー病を防ぐ」「二日酔いを治し、肝臓を強くする」これだけの理由
●吉田流特製「脳力アップカレー」の作り方教えます
●脳の60パーセントは脂肪

―青魚と赤身の肉を上手に食べよう
納豆+卵+玄米+カレースープ

理想の朝食
●間違ったGIダイエットは

脳にも身体にも危険・・・etc.


ドクター吉田たかよしが、最新の研究成果を元に明解に教える「頭を良くする食事戦略」ガイド。受験家庭、ビジネスマン必読!


【目次】

第1章 東大生はカレーがお好き!?

─脳と食事の切っても切れない関係

 

なぜかカレー好きが多い東大生

カレー店だらけの東大・本郷キャンパス周辺

カレーを食べると頭が良くなる? 

 

 

第2章 脳の機能を高める食事戦略

─頭の良くなる究極のカレーはこれだ!

 

カレーは頭を良くする究極の調味料

食べるならビーフカレーかフィッシュカレーか

魚に含まれる「オメガ3系脂肪酸」が脳機能を高める 

 

 

第3章 脳を若くする食習慣

─頭が良くなるカレーの食べ方

 

カレーはいつ食べれば脳にいいか?

「朝カレー」が意外とツライわけ

朝はカレースープ、会議を控えた昼はカレーライス