一言でいうと…
✔ 脳科学の研究で、A10神経は、下品に感じるかもしれない原始的な欲望で活発に働くことがわかりました。
✔ 脳の進化の歴史を探ると、ヤル気に関する脳の仕組みについて、とても役立つ秘密が読み取れます!
✔ 世間体に踊らされた上辺だけの願望に騙されると、やがてA10神経が衰退し脳は無気力になっていきます!
文化放送「ニュースワイド SAKIDORI」でご紹介した、すぐやる人に変わるメンタルトレーニングについて、こちらのページでも情報を公開します。
興味をもたれた方は、ぜひ、『一瞬で「すぐやる人」に変わる本』(コスミック知恵の実文庫)をご一読ください。
何でも、やるべきことをすぐやれるかどうか、そのカギを握るのが、脳の中にあるA10神経なんですね。
アルファベットのAに数字の10でA10神経なんです。
この番組でも、何度かお話してますよね。
これが、人間の脳機能にとって、すごく大事だから、何度も取り上げているんですよ。
私が、ネタの使い回しをしてるんじゃないですよ(笑)。
これは、快感ホルモンのドーパミンを分泌するんですね。
だから、つらい仕事も、嫌な勉強も、前向きな気分でスイスイできちゃう。
逆に言うと、ついつい先送りしてしまう人は、A10神経がうまく活動していない。
じゃあ、そんな頼りになるA10神経って、どうすれば活発に機能させられるのか、気になりますよね。
実は、脳科学の研究で、脳が本能的に求める願望を思い浮かべると、A10神経が活発に働くという性質があることがわかってきたんです。
ここで言う、本能的な願望とは、
お金を儲けて贅沢な暮らしがしたい・・・とか、
男性だったら女性にモテモテになりたい・・・とか。
これって、簡単に言うと、「金と女」ってことになっちゃいますね。
正直いって、人間の欲望そのまんまで、下品で嫌だと感じませんか?
私は、そう思います。
でも、下品な欲望でA10神が動くというのが、脳の現実なんですね。
意欲を高めるのには、一番、効果的だということなんです。
これに対し、
社会に貢献する・・・とか、
清らかな心を持つ・・・とか、
人間的にはとても素晴らしいことですよね。
でも、こういう高尚な理念では、残念ながら、A10神経って、なかなか刺激を受けないんです。
それが、人間の脳なんですよ。
。
でもね、一見、下品な欲望に感じられることでA10神経が活動しやすいというのは、脳の進化を考えると、すごく納得のいくことなんですね。
A10神経に代表される、ドーパミンで行動を管理する仕組みは、人間のご先祖様が、まだネズミのような下等な哺乳類だった段階で獲得したものなんです。
とても原始的な神経系なんですね。
ネズミは社会に貢献しようと思わないでしょ。
もちろん、清らかな心を持とうとも思わないですよね。
ですから、意欲を高めるには、自分が本能的に求めているのが何なのかを、しっかり自覚することが、とても大事なんです。
私は心療内科クリニックのカウンセリングで、「あなたが実現したい願望って、なんですか」と尋ねるようにしているんですね。
「入試で合格したい」とか、「会社で昇進して社長になりたい」っていう人が多いんですよ。
でも、脳科学的には、これって、本能的な願望そのものではないんです。
「お金を稼ぎたい」とか、「権力を握りたい」とか、脳の中には本能的な願望が他にあるはずなんです。
合格するのも社長になるのも、その手段に過ぎないんですね。
また、世間体に踊らされ、上辺だけの違う願望を信じ込んでいる人も多いんです。
本心では、本能的な願望が他にあるのに、世間体で、「貢献するのが夢です」って言う。
他人に「私は社会に貢献します」って言うのはいいんです。
だって、貢献するのが社会から与えられたミッション(任務)なんですからね。
私だって、医者として社会に貢献することで、収入を得て暮らしています。
今、脳科学の解説しているのも、社会貢献だと思っています。
でも、まったく見返りを求めない本能的な欲求とは違います。
その証拠に、診療したら、診療費をもらってますからね(笑)。
問題は、「貢献するのが夢です」って言っているうちに、自分自身も騙されてしまって、本能的な願望から乖離することで、やがてA10神経は動かなくなることなんです。
そんな無気力が、今、若い世代で急増しているんです。
以上は文化放送で話したことをベースに、インタビューをそのまま掲載しました。
ホームページの記事は乱筆乱文ですが、以下の本は、きちんとした文章で解説しています。
ぜひ、『一瞬で「すぐやる人」に変わる本』(コスミック知恵の実文庫)をご一読ください!