“受験うつ”とは、受験生の間で増加している“うつ病”や、メンタル面の不調が招く成績の低下などを指すものです。
「“受験うつ”なんて、うちの子には関係ない…」と感じた方も少なくないと思いますが、私は受験生を専門に扱う心療内科の医者として、こうした思い込みは完全に間違っていると声を大にして訴えたいです。
ぜひ、あなたのお子さんの言動をじっくり観察し、3ページに掲載した「受験うつチェックリスト」に該当する異変が起きていないのか、ご家族で診断してあげてください。
リストに掲げた項目は、すべて“受験うつ”を発症した子どもに見られる特徴です。
これらは子どもの脳が発するSOSサインとも呼べるもので、放置してはいけません。
あなたは、該当する項目は一つもないと断言できますか?
豊かな時代に育った現代っ子の受験生の間で、今、うつ病が急増しています。
あなたのお子さんも、いつ何時、発症するかわかりません。
さらに、うつ病までは至っていなくても、受験ストレスによってメンタル面が不安定になれば、それで勉強が進まなくなります。
これらも、広い意味では“受験うつ”と呼ぶべき状態で、やはり専門の対策が必要です。
さらに、うつ病までは至っていなくても、受験ストレスによってメンタル面が不安定になれば、それで勉強が進まなくなります。
これらも、広い意味では“受験うつ”と呼ぶべき状態で、やはり専門の対策が必要です。
あなたのお子さんも、いつ何時、発症するかわかりません。
さらに、うつ病までは至っていなくても、受験ストレスによってメンタル面が不安定になれば、それで勉強が進まなくなります。
これらも、広い意味では“受験うつ”と呼ぶべき状態で、やはり専門の対策が必要です。
“受験うつ”になると集中力が低下するため、粘り強く問題を考えることができなくなり、試験の点数は急落します。
さらに、脳のワーキングメモリーと呼ばれる機能も低下し、文章の読解や数学の答を導き出すことが上手くできなくなるのです。
本書は、すでに“受験うつ”に苦しまれているご家族はもちろん、いずれ入試に挑戦しようと考えているご家庭も含め、“受験うつ”がどうして起こるものなのかご理解いただくとともに、予防と治療の処方箋をお示しするものです。
“受験うつ”は、ただ心が穏やかになればいいのではなく、志望校に合格できなければ、本当の意味で福音にはなりません。
これが、従来の医療に最も欠落していた視点です。そこで本書は、どうすれば合格できるのかに徹底的にこだわっています。
ご家庭で今すぐできる入試の対策については、26項目のコラムにまとめました。
試験が目前に迫っている場合は、これを実践するだけでも、合格を引き寄せるかなりの効果があります。
家族ぐるみで“対策を講じ、お子さんに合格通知をプレゼントしてあげてください。
「受験うつ どう克服し、合格をつかむか」
光文社新書
吉田たかよし 待望の新刊本!
12月16日、発売決定!
<目次>
第1章 増える受験うつ
第2章「受験うつ」のメカニズム
第3章
受験うつは答案用紙に表れる
第4章 間違いだらけの治療法
第5章
親のひと言が子どもを受験うつにする
第6章 うつにならない勉強法
第7章 親のコーチングで結果は出せる
<内容紹介>
未成年のうつ病、しかも、ストレスが増える受験期に突然発症する人が急増している。
子どもと大人では症状が大きく異なるため、親も受験生本人も発症に気が付かない
ケースが多いのが実情である。
中学受験ではもちろんのこと、高校受験や大学受験で頻発しており、受験生専門外来の
私のクリニックにも、勉強が手につかなくなった多くの受験生が来院している。
受験期のうつで人生を狂わさないために、受験生本人が、家族ができることは何か?
また、脳機能から考えたストレス管理や効率の良い勉強法もまとめた、
うつ病の有無を問わず受験を控えたすべての方に必見の書。