文化放送ソコトコで話した話題を、ブログで復習するシリーズ。
好評につき、おとといアップした、【著書大ブレイク感謝!】「月がなければ人間はミミズだった!」の続き。
「猛獣が人を襲うのは塩辛いから!」の巻き・・・。
《 月のおかげでナトリウムが溶けて海は塩水になり、これを利用してミミズから人間になれた。だから、現代人は塩を取りすぎて高血圧になってしまう・・・という話に対し・・・》
吉田照美さん
「塩を取り過ぎたらダメなことは分かってんだけど、やめられないんだよね・・・」
唐橋ユミさん
「そうそう・・・」
吉田たかよし
「それは、脳の中に、ナトリウムをとりたい衝動を生む仕組みが発達したからなんですよ・・・」
というあたりで、生放送の時間いっぱい。
実は、時間があれば、こんな話をする予定でした。
海から陸上に進出した段階で、すべての動物は、深刻なナトリウム不足に陥った。
だって、神経も筋肉もナトリウムで動いているので、塩分がなくなったら、即、死亡しちゃう。
そこで、塩気があれば、なんでも舐める習性が発達。
犬が飼い主の顔をぺろぺろするのは、愛情表現でもなんでもなく、汗のナトリウムがほしいから。
猛獣が人を襲うのも、人間の血液にはナトリウムが多いから。
普段からナトリウムの多い食べ物を食べている人間の血液は、ムチャクチャ、うまいらしく、一度、味を覚えたら、やみつきになる。
野生動物は、食物連鎖でナトリウムの奪い合いをしているわけ。
ナトリウムの医学は、拙書、「元素周期表で世界はすべて読み解ける」(光文社新書)の第4章で、徹底解説しています!
読んでね!