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立ち読みコーナー
吉田たかよし、話題の新刊本
立ち読み第2弾
あとがき
「カレーの脳パワーで人生を切り開こう!」
気になったら、買ってくださいね!!
「なぜ、東大生はカレーが好きなのか」
あとがき 「カレーの脳パワーで人生を切り開こう!」
東大の本郷キャンパスにある安田講堂の地下には、ちょっとレトロな雰囲気が漂う学食があります。
これが本郷中央食堂。
私は今でも月に1度ほど、図書館を訪ねた帰りなどに、ここでカレーを食べることにしているのです。
はっきりいって、ものすごくおいしいというわけではありません。
ただし、うれしいのは、味も盛り付けも、25年前とほとんど変わっていないということです。
1人前230円のカレーを食べていると、研究所での実験に追われながら公務員試験の受験勉強に励んでいた当時の気持ちを思い出します。
仕事がうまくいかなくて、へこたれているとき……。
女性に振られて、がっくりしているとき……。
一皿のカレーが私に、再びチャレンジ精神をよみがえらせてくれるのです。
東大の学食で出会った「東大脳カレー学説」・・・。
カレーに含まれるクルクミンが持つ脳へのすぐれた作用が、最新の医学研究によってすでに証明されていることは、本文で説明した通りです。
カレーが、素晴らしい素質を持っているのは間違いないのです。
それを、医学的に正しい方法で、もっともっと活かしていただきたい……。
私はそんな思いで、本書を執筆しました。
「カレーは、安くておいしければ、それでいい」
「カレーは、手っ取り早く食べられれば、それでいい」
世間のカレーに対する認識は、こんな程度のものでしょう。
私は、こうしたこれまでのイメージを徹底的に打ち壊したいと思っています。
アルツハイマー病を予防し、頭を良くすることで、私たちの人生を満喫させてくれるベストパートナー。
それがカレーなのだと、私は確信しているのです。
ただし、こうしたカレーの実力を十分に引き出すには、オメガ3系脂肪酸やアラキドン酸、それに血糖値に関する基礎医学の理解が不可欠です。
そこで、こうした分野についても、わかりやすく解説しました。
この知識を、ぜひ、普段の食生活に活かしていただければと思います。
本文の中で何度かエピソードを紹介したように、私は講演会で全国を回っています。
演題は、「頭が良くなるカレーの食べ方」をはじめ、脳科学、健康法、勉強法、教育法、コミュニケーション術など、合わせて75タイトルを用意しています。
ハンドマイクを持ってステージから駆け降り、会場を回りながら受講者の方との会話を織り交ぜて講演を進めていくスタイルが、ご好評をいただいています。
興味のある方は、所属事務所のタイタンまで、お気軽にお問い合わせください。
経済がグローバル化し、これまで以上に一人一人の知恵が価値を持つ時代を迎えました。
頭さえ良ければ、年齢や性別を問わず、あなたは社会からいつまでも求められ続けるでしょう。
だからこそ、食生活のあり方を徹底的に見直して、貪欲に脳の機能を高めていただきたいのです。
そうすれば、人生をよりダイナミックに楽しめるはずです。
本書がそのためのよき羅針盤になれたら、著者としてこれほどの喜びはありません。
東京理科大学客員教授 吉田たかよし