「ほめる」+「叱る」のセットが、相手の脳機能を攻略できるというお話。
好評につき、今日もFM「ハッピーモーニング」でお話した内容の一部をご紹介します!
今どきの大人を動かすためには、ただ単に叱っただけでは、たいした効果ははっきできません。
自己愛を分析した研究では、心理的な発達が未熟な大人が増えてしまい、叱られると、反省して行動を改めると言うことができなくなってきたことが明らかになりました。
原因は、ストレス耐性の低下にあります。
叱られると、ストレスホルモンのコルチゾールが一気に増え、それによって、いわば、脳機能がフリーズしたような状態になります。
だから、いくら、一生懸命に叱っても、その内容は、頭のなかに入っていかないのです。
「しっかり仕事をしないと駄目だよ!」というと、嫌な話だと思って、脳はわざと聞き流すから、叱る意味がないわけ。
シャットダウンされたような状態です。
これを防ぐコツが叱る前に、ちょっとだけ、ほめておくというテクニックです。
叱る前に「今日のファッション、素敵だね」とほめておく。
そうすると、ストレスホルモンのコルチゾールが分泌されにくくなるので、聞く耳を持つ脳機能に変ります。
そのタイミングで、仕事も頑張らないと駄目だよと叱る。
今週に発売したばかりの本に、こういう脳機能のテクニックを凝縮してます。
タイトルは、『今どきの大人を動かす「ほめ方」のコツ』
サブタイトルは、「こんなふうに声をかけられたら脳はもう、逆らえない」
この他にも、
・男性の脳と女性の脳で、褒め方をどう変えたらいいのか
・ほめるタイミングはいつがベストか
・形容詞は使わずに名詞をほめたほうが脳は強く反応する。
・失敗した人をほめるテクニック
脳科学に基づく実践的なほめ方を解説しています。
「ほめられたとき」も「ほめたとき」も、
脳では凄いことが起きている!!
人はほめられて育つ。
脳科学的に考えて、これはまぎれもない事実です。
ほめられれば、誰だって気分がいいものです。
ほめられることでやる気が増したり、成長が加速したり、物事の仕上がりがよりよくなったりします。
実は「ほめること」によって私たちの成長が加速する背景には、「脳のしくみ」が深く関係していることが研究で解き明かされています。
努力や能力を認めてもらってほめられたとき、ほめられた人の脳はA10神経が刺激を受け、ドーパミンが増えて快感を得ます。そして、もっと努力しよう、能力を伸ばそうとさらに意欲を燃やすのです。
ほめることは、いってみれば、相手の能力を高め、持てる力を引き出す「最高のプレゼント」。
しかも、将来を担う人材の育成にもなかなかお金がかけられない今の時代にもピッタリの、お金も一切かかりません。
そんな、脳レベルでやる気がぐんぐん湧いてくるほめ方の知恵を、毎日の生活に取り入れてみませんか?
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◆こんな「戦略的ほめ言葉」が、大人の脳を本気にさせる
◆脳の快感ホルモンが出るほめ言葉のカギは、形容詞でなく名詞
◆男性脳VS女性脳――求めるほめ方の違いとは?
◆新入社員・中堅社員を伸ばし、職場の一体感を生む「ほめの5段階評価」
◆子どもの脳がぐんぐん育つ「目のつけどころ」
◆こんな一言で、目上の人・気難しい人の心もわしづかみ
――脳科学に基づいたコミュニケーションの極意!
「ほめられると嬉しくなる」「ほめられるとやる気になる」
――ほめられたときに生じるこのような感情の動きは、実は、人間の脳に共通した「ある性質」に基づいていることを知っていますか?
別名「やる気神経」とも言われる「A10神経」がほめ言葉によって刺激されることで、脳内物質「ドーパミン」が分泌されます。
すると、気分がワクワクして血流や代謝が上がり、目の輝きが増して幸福感に包まれます。
これは、宝くじに当たったときや恋愛をしているときとほとんど同じ。つまり、「ほめられること」は高揚感とやる気を引き出す、脳にとっての大きな「報酬」なのです。
この報酬は、断ることができません。誰もが不可抗力で「ほめ言葉のいい影響」を受けることになります。
本書は、そんな脳が聞き入れずにはいられない、「人を動かすほめ言葉」を多数掲載! 脳科学の力で、毎日の仕事に「いい変化」を起こしませんか?
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